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株式会社リブセンスでエンジニアをやっている星直史のブログです。

データ可視化, 共有プラットフォームとして人気のRe:dashをAWS EC2で試してみるまでの手順

うちの会社では

ということが数多くあります。

正直Railsで実装するとなると、viewまで書かなければならなくしんどいのと、 GAからデータ取得し、スプレッドシートに貼り付けという作業をdailyでやり続けるめんどくささがありました。

これらの作業を自動で取得からグラフ作成できる良いツールはないかと探していたところ、 Re:dashと言われるデータ可視化, 共有プラットフォームツールがあるということで、試してみました。

今回はAWS EC2を使用してログインするところまでの手順を書こうと思います。

Re:dashとは

Re:dashとは、DataSource*1*2にクエリを投げ、返って来た結果を簡単にグラフ化、共有、ダッシュボードに登録することで、
データ可視化や共有プラットフォームとして機能することが期待できるツールです。 また、クエリは定期実行*3させたり、クエリをForkして使いまわせたりできます。 データやグラフについても、CSV, ExcelでDLや、iframeでhtmlに組み込み、png画像としてDLできたりします。

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AWS EC2で試す手順

  1. AMIを使用する。 AWSで試すのであれば、AMIを使用するのが、最速です。 リージョンが東京*4であればami-b30ec9d2というAMIIDですぐに環境を立ち上げることができます。

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  1. セキュリティグループの設定 Re:dashの操作方法は2種類あります。
  2. Webからアクセスして操作する方法
  3. ssh接続して操作する方法

なので、セキュリティグループで22(ssh), 80(http), 443(https)を開けておく必要があります。 また、AMIのOSはubuntuですので、ssh接続する際のユーザーはubuntuを指定する必要があります*5
ssh -i ~/.ssh/public.key ubuntu@ip-adress

  1. ログインしてみる
  2. で作成したインスタンスのIPにアクセスしてみましょう。
    アクセスするとIDとPASSを入力するフォームがあるので、
    初期ユーザの
    ID: admin
    PASS: admin
    でログインできるはずです。

AWS EC2のAMIを使用すれば、少しの時間でRe:dashを使えるようになります。
AWS以外にも

  • Google Compute Engine
  • Docker Compose
  • Heroku
  • apt-get などサポートしているので、初期導入までは比較的容易に済みそうです。

*1:MySQL, PostgreSQL, TDなど

*2:Google SpreadSheetも含まれるのでDataSourceと表記しました

*3:毎分, 時, 週, 月など

*4:ap-northeast-1

*5:普段ubuntuを触らないので、ssh接続するのに小一時間くらいハマりました